スペイン語の基本中の基本、母音の発音について解説します。日本語と大きな違いはありませんが、二重母音や三重母音があるのでポイントをおさえておきましょう。
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スペイン語の単母音の発音
単母音とは連続しない母音のことです。日本語の「あ、い、う、え、お」にあたりますが、スペイン語では「a, e, i, o, u」の順で表記されます。
・「A」の発音：口を大きく開いて日本語の「ア」の発音をします。
・「E」の発音：口をやや横に開いて日本語の「エ」の発音します。
・「I」の発音：口を横に開いて日本語の「イ」の発音をします。
・「O」の発音：口を少し丸めて日本語の「オ」の発音をします。
・「U」の発音：唇を丸めて突き出し、舌を後ろに引いてはっきりと「ウ」の発音をします。日本語の「ウ」のようなあいまいな発音ではなく、しっかりと口をすぼめて発音します。
スペイン語の開母音と閉母音の発音
母音の中でも、「a, e, o」は開母音に分類され、口を比較的大きく開いて発音します。そして、「i, u」は閉母音に分類され、口をやや閉じて発音します。
この分類は、一見必要がないように見えますが、二重母音と三重母音を理解するうえで重要になります。
スペイン語の二重母音の発音
二重母音には２種類あり、開母音（a, e, o）と閉母音（i, u）がつながる場合と、２つの閉母音（i, u）がつながる場合です。
１．開母音＋閉母音：ai, au, ei, eu, oi, ou, ia, ie, io, ua, ue, uo
・開母音と閉母音がつながる二重母音は、開母音が強く発音されます。
・閉母音が強く発音されると二重母音ではなくなります。
・語尾が「i」の二重母音は「y」と表記されます。
２．閉母音＋閉母音：iu, ui
・閉母音と閉母音がつながる二重母音は、後の母音が強く発音されます。
スペイン語の三重母音の発音
母音が３つ連続して、閉母音（i, u）＋開母音（a, e, o）＋閉母音（i, u）のように組み合わさると三重母音となります。
・閉母音＋開母音＋閉母音：iai, iei, uai, uei
・三重母音は１音ごとに区切らずに、１つの音として発音します。
・開母音が強く発音されます。
まとめ
スペイン語の母音は、日本語のようにあいまいな発音ではなくハッキリと発音します。特に「u」の発音には注意が必要で、日本語と同じように発音するとしっかり聞き取ってもらえない可能性があります。例えば、「Turista」という単語は日本人にとってはしっかりと発音するのが難しく、場合によっては「Triste」と聞き取られてします場合もあります。口の形を意識しながらはっきりと発音しましょう。
