【必見】DELE試験の採点レビュー制度を知っていますか?

DELE試験で不合格だった際に使える採点レビューの申請方法について解説します。DELEの採点レビュー(Revisión de calificaciones)という制度をご存じですか?知っていれば、いざというときに役に立つかもしれません。

DELEの採点レビュー(Revisón de calificaciones)とは

採点結果に不服がある場合、再採点の依頼ができるというシステムです。

インスティトゥート・セルバンテスが公開している試験ガイドでは、再採点申請について次のように記載されています。

採点結果に不服がある場合、候補者はインスティトゥート・セルバンテスのs試験用サイトのマイページ内にある専用フォームから、指定された期間内に一度だけ再採点の申請をすることができます。
申請手続きが行われてから3カ月以内にインスティトゥート・セルバンテスより再採点結果を通知します。

インスティトゥート・セルバンテスの専門部門によって次のような分析がされます。
試験実施プロセスに不備がなかったか確認する。
・リーディングとリスニングの採点レビュー。
・第三者の専門エキスパートによるライティングの再採点。

(注)
試験書類へのアクセス、返却、または複製の申請は受け付けません。
・再採点の結果、過大評価が認められた場合、申請前のスコアより低いスコアを取得する場合もあります。


https://examenes.cervantes.es/es/dele/calificaciones

大まかには、このように記載されています。スピーキングは再採点の対象外です。
私は、申請してから3カ月半で再採点結果通知が届きました。

DELEの採点レビュー制度をどんなときに使うか

せっかく一生懸命勉強したのに、わずかな点差で不合格だったらやりきれない気持ちになりますよね。そんなときの最後の賭けとしてこの制度が使えます。
簡単な操作で申請ができるので、数点差で落ちてしまった人は是非活用してください。

リーディングやリスニングの場合、解答がマークシートなので記入漏れや、主催者の致命的なミスがない限りスコアの変化はありません。しかし、ライティングは人による採点なので、多少のスコアの変化があって当たり前だと思います。
自己評価と実際のスコアに大きな誤差がある場合は、自分が納得するために使うのもよいでしょう。

しかし、合否通知の直後に申請をしたとしても、結果通知が届くまで3カ月かかるので、次回試験の出願期間後になってしまいます。次回試験でリベンジ挑戦をしたい人は、再採点の結果がわからないまま出願しなければいけません。
私は、7月開催試験の合否通知が9月中旬に届いて、不合格だったためすぐに再採点申請をしたのですが、次回試験が11月だったので、結局再採点結果通知が届いたのはリベンジ試験が終わってからでした。

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DELEの採点レビュー制度の申請手順

申請期間は約1カ月ですが、念のためできるだけ早めに申請しましょう。

➊ インスティトゥート・セルバンテスのマイページにログイン

➋ 「Mis certificaciones」をクリック

➌ 該当する試験の「Solicitud de revisión de notas」をクリック

➍ メッセージを入力し、送信する

メッセージ例:
Solicito una revisión de calificaciones, ya que considero que mi puntuacion debiera ser mayor. Teniendo cuenta que…(どうしてスコアが低いと思ったのか、説明を加える)

➎ 登録したメールアドレスに手続き完了メールが送られてきます

➏ 約3カ月後、メールアドレスに再採点完了通知が送られてきます

➐ マイページにて再採点結果を確認

DELEの採点レビュー制度を使ってみた結果

採点レビュー制度(Revisión de calificaciones)を使って、ライティングのスコアが0.46ポイント上がりましたが、当然ながら大幅なスコアアップは期待できません。
本当にギリギリの点数で不合格になってしまった人は、使ってみてください。

まとめ

DELEの採点レビュー制度(Revisión de calificaciones)を使ってみた体験談をお伝えしました。採点に不服がある人は、使うべきだとは思いますが、申請してから結果が再採点の結果が届くまでに2カ月以上かかり、それまでに次回試験の申込期限も切れてしまうので、あまり期待せずにダメ元で申請するとよいでしょう。実際に採点レビュー制度で大幅にスコアが上がることはないと思うので、切り替えて次回試験の準備に取り掛かる方がいいかもしれません。