スペイン語の肯定語と否定語一覧!比較します!

スペイン語の肯定語と否定語とは?肯定語と否定語を例文をもとに比較します。

スペイン語の肯定語と否定語とは

スペイン語には肯定と否定の関係にある肯定語と否定語があります。その中には代名詞・副詞・接続詞などがあり、それらを肯定的なものと否定的なものに分けた対の表現のことをいいます。

肯定語否定語
algo(何か~ある)nada(何も~ない)
alguien(誰か~いる)nadie(誰も~いない)
alguno/a(どれか~ある)ninguno/a(どれも~ない)
siempre(いつも)nunca(決して~ない)
también(~もまた~ある)tampoco(~もまた~ない)
y(そして)ni(~も~ない)
tanto… como…(~も、~も、~ある)ni … ni…(~も、~も、~ない)

≪合わせて読む↑≫

≪合わせて読む↑≫

スペイン語の「algo」と「nada」の違い

・肯定語「algo 」は「何か~ある」という「対象となる物や事柄がいくつかある」ことを表す肯定文で使います。

・否定語「nada」は「何も~ない」という「対象となる物や事柄がひとつもない」ことを表す否定文で使います。

スペイン語の「algo」と「nada」の例文

algo(肯定文)nada(否定文)
Él sabe algo.
彼は何か知っている。
Él no sabe nada.
彼は何も知らない。
Tengo algo de dinero.
お金をいくらか持っている。
No tengo nada de dinero.
お金を全然持っていない。
Eso es algo normal.
それはある意味普通のこと。
Eso es nada normal.
それは全然普通のことではない。

スペイン語の「alguien」と「nadie」の違い

・肯定語「alguien」は「誰か~いる」という「対象となる人が誰かいる」ことを表す肯定文で使います。

・否定語「nadie」は「誰も~いない」という「対象となる人が誰もいない」ことを表す否定文で使います。

スペイン語の「alguien」と「nadie」の例文

alguien(肯定文)nadie(否定文)
Hay alguien en el baño.
トイレに誰かいる。
No hay nadie en el baño.
トイレに誰もいない。
Tengo a alguien especial.
誰か特別な人がいる。
No tengo a nadie especial.
誰も特別な人がいない。
Alguien se dio cuenta del error.
誰かがミスに気がついた。
Nadie se dio cuenta del error.
誰もミスに気がつかなかった。

スペイン語の「alguno/a」と「ninguno/a」の違い

・肯定語「alguno/a」は、主に名詞に結びついて「修飾する物・事柄・人がいくらかある(いる)」ことを表す肯定文で使います。

・否定語「ninguno/a」は、主に名詞に結びついて、「修飾する物・事柄・人が全くない(いない)」ことを表す否定文で使います。

・性(男性形・女性形)や数(単数・複数)の区別があります。また、男性名詞単数形の前では「algún」「ningún」となります。

スペイン語の「alguno/a」と「ninguno/a」の例文

alguno/a(肯定文)ninguno/a(否定文)
Tengo algunas preguntas.
いくつか質問がある。
No tengo ningunas preguntas.
ひとつも質問がない。
Alguno de ellos se quedó.
彼たちの誰かが残った。
Ninguno de ellos se quedó.
彼たちの誰も残らなかった。
Me gustaron algunas de estas fotos
これらの写真のいくつか気に入った。
No me gustaron ningunas de estas fotos.
これらの写真のどれも気に入らなかった。

スペイン語の「siempre」と「nunca」の違い

・肯定語「siempre」は「いつも~」「常に~」という肯定文で使います。

・否定語「nunca」は「決して~ない」「一度も~ない」という否定文で使います。

・否定語「nunca」と同じ意味を持つ「jamás」はより強調されるときに使います。

スペイン語の「siempre」と「nunca」の例文

siempre(肯定文)nunca(否定文)
Siempre voy al gimnasio.
いつもジムへ行く。
Nunca voy al gimnasio.
決してジムへ行かない。
Aquel equipo siempre gana.
あのチームはいつも勝つ。
Aquel equipo nunca gana.
あのチームは一度も勝たない。
Casi siempre veo las películas.
ほとんどいつも映画を見ている。
Casi nunca veo las películas.
めったに映画を見ない。

スペイン語の「también」と「tampoco」の違い

・肯定語「también」は「~もまた~ある」という「並列」を表す肯定文で使います。

・否定語「tampoco」は「~もまた~ない」という「並列」を表す否定文で使います。

スペイン語の「también」と「tampoco」の例文

también(肯定文)tampoco(否定文)
—Me gusta la carne―¡Yo tambien!
肉が好きなんだ。私も好き!
—No me gusta la carne―¡Yo tampoco!
肉が好きじゃない。私も好きじゃない!
Él bebe, también fuma.
彼はお酒を飲むし、たばこも吸う。
Él no bebe, tampoco fuma.
彼はお酒を飲まないし、たばこも吸わない。
Eso también es buena idea.
それもまた良いアイデアだ。
Eso tampoco es buena idea.
それもまた良いアイデアではないな。

スペイン語の「y」と「ni」の違い

・肯定語「y」は「そして」という「並列」や「添加」を表す肯定文で使います。

・否定語「ni」は「~も~ない」という「並列」や「添加」を表す否定文で使います。

スペイン語の「y」と「ni」の例文

y(肯定文)ni(否定文)
Ella canta y baila.
彼女は歌うし、踊る。
Ella no canta ni baila.
彼女は歌わないし踊らない。
Él es alto y flaco.
彼は背が高くて痩せている。
Él no es alto ni flaco.
彼は背が高くないし、痩せてもいない。
Este coche es cómodo y bonito.
この車は快適だし格好いい。
Este coche no es cómodo ni bonito.
この車は快適ではないし、格好よくもない。

スペイン語の「tanto…como…」と「ni…ni…」の違い

・肯定語「tanto… como…」は「~も、~も、~ある」という「並列」を表す肯定文で使います。

・否定語「ni… ni…」は「~も、~も、~ない」という「並列」を表す否定文で使います。

スペイン語の「tanto…como…」と「ni…ni…」の例文

tanto… como…(肯定文)ni… ni…(否定文)
Me gusta tanto el mar como la montaña.
海も好きだし、山も好き。
No me gusta ni el mar ni la montaña.
海も好きじゃないし、山も好きじゃない。
Este país tiene problemas tanto lo económico como lo social.
この国は経済的な問題もあるし、社会的な問題もある。
Este país no tiene problemas ni lo económico ni lo social.
この国は経済的な問題もないし、社会的な問題もない。
Tanto el dinero como la fama son importantes para mí.
私にとっては、お金も名声も大事だ。
Ni el dinero ni la fama son importantes para mí.
私にとっては、お金も名声も大事ではない。

まとめ

スペイン語の肯定語と否定語についてまとめました。このほかにも、肯定と否定の関係となる対の表現はたくさんあります。また、「algo-nada」「alguien nadie」 「alguno/a-ninguno/a」は不定語に分類され、不定なものや人を表しています。どんな品詞でも、肯定と否定の関係のものをセットで覚えておくと、正しく使いやすくなります。