スペイン語の序数 (順番)「1番目、2番目、…」の数え方!

スペイン語の序数(順番)の数え方を丁寧に解説します。日本語とは違って、一般的な数字と序数(順番)は表記が全く異なるので数字と序数(順番)は別物として覚えるしかありません。また、アルファベット表記で書き記すこともよくあるので、正しい序数(順番)の読み方や書き方を確認しておきましょう。

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スペイン語の序数(順番)の規則

スペイン語の数詞には、一般的な数字を表す基数詞と順番を表す序数詞があります。基数詞は「1、2、3」などの数字を表すのに対して、序数詞は「1番目、2番目、3番目」「第一の、第二の、第三の」などと順番を表します。

ここではスペイン語の序数詞についてみていきます。

順番を表す序数詞は、性(男性形・女性形)と数(単数形・複数形)の変化があります。男性名詞の前では「o」で終わる基本形ですが、女性名詞の前では「a」で終わる女性形に変化します。また、複数形には最後に「s」がつきます。

例えば、1番目という意味の「primero」は次のように変化します。

男性形女性形
単数形primero(primer)primera
複数形primerosprimeras

例:
・Primer paritdo(第1試合)
・Primera fila(1列目)
・Primeros días(最初の数日)
・Primeras horas(最初の数時間)

スペイン語の順番「1番目~20番目」の数え方

スペイン語の順番の数え方には一定の規則性があり、1番目~10番目までを覚えてしまえば、その先は規則に沿って数えるだけになります。

スペイン語の順番「1番目~10番目」

  • スペイン語の順番1番目~10番目は、規則性がないので覚えるしかありません。
  • スペイン語の順番1番目3番目は、男性単数名詞の前では1番目「primer」、3番目「tercer」となります。

スペイン語の順番「11番目~20番目」

  • スペイン語の順番11番目~19番目は、「10番目と1番目、10番目と2番目、…」のように「décimo …」となるので、「décimo primero, décimo segundo, …」と表します。
  • スペイン語の順番11番目は「undécimo」、12番目は「duodécimo」ともいいます。
  • スペイン語の順番11番目~19番目は「decimoprimero, decimosegundo, decimotercero, …」のようにつなげて書き表す場合もあります。その場合は「decimo」にアクセント符号がつかないので注意が必要です。
  • スペイン語の順番20番目は「vigésimo」となります。

スペイン語の順番「21番目~100番目」の数え方

スペイン語の順番の21番目以降には規則性があります。「20番目、30番目、40番目、…」と、十の位の順番の言い方を覚えていれば、そこに「1番目~9番目」の順番を組み合わせていくだけです。

スペイン語の順番「21番目~30番目」

  • スペイン語の順番21番目~29番目も、11番目から19番目の規則と同じように「20番目と1番目、20番目と2番目、…」のように、「vigésimo …」となるので、「vigésimo primero, vigésimo segundo, …」と表します。
  • スペイン語の順番11番目~19番目は「vigesimoprimero, vigesimosegundo, vigesimotercero, …」のようにつなげて書き表す場合もあります。その場合は「vigesimo」にアクセント符号がつかないので注意が必要です。
  • スペイン語の順番30番目は「trigésimo」となります。

スペイン語の順番「31番目~100番目」

  • スペイン語の順番31番目~99番目も、11番目~29番目の規則と同じように「30番目と~」「40番目と~」「50番目と~」となるので、「trigésimo …」「cuadragésimo …」「quincuagésimo …」と表します。
  • 例えば、52番目は「quincuagésimo segundo」、99番目は「nonagésimo noveno」となります。
  • スペイン語の順番31番目~99番目も、31番目は「trigesimoprimero」、41番目は「cuadrigesimoprimero」、51番目は「quincuagesimoprimero 」のようにつなげて書き表す場合があります。その場合はアクセント符号がつかないので注意が必要です。
  • スペイン語の順番100番目は「centésimo」となります。

スペイン語の順番「101番目~200番目」の数え方

スペイン語の順番101番目~200番目にも規則性があります。「100番目」を表す「centésimo」に「1番目~99番目」の順番を加えていくだけです。

スペイン語の順番「101番目~110番目」

  • スペイン語の順番101番目~109番目も、規則に従って100番目を表す「centésimo」に続いて1番目~9番目までの順番をつなげます。
  • スペイン語の順番110番目は、「centésimo décimo」となります。

スペイン語の順番「111番目~200番目」

  • スペイン語の順番111番目~199番目も、101~110の規則と同じように「centésimo」の後に2桁の順番をそのまま続けます。
  • 例えば、129番目は「centésimo vigésimo noveno」、173番目は「centésimo septuagésimo tercero」となります。
  • スペイン語の順番200番目は「ducentésimo」となります。

スペイン語の順番「201番目~1000番目」の数え方

  • スペイン語の順番201番目~999番目も、規則に従って順番をつけます。
  • 例えば、441番目は「cuadringentésimo cuadragésimo primero」、999は「noningentésimo nonagésimo noveno」となります。
  • スペイン語の順番1,000番目は「milésimo」となります。

スペイン語の順番「1001番目~」の数え方

  • スペイン語の順番1001番目~は、千番目を表す「milésimo」に続けて3桁の順番をそのまま続けます。
  • スペイン語の順番2000番目~9999番目は、2~9の数字の後に「milésimo」をつけて千の位の順番を作ります。2,000は「dosmilésimo」、3,000は「tresmilésimo」となります。
  • 例えば、4122番目は「cuatromilésimo centésimo vigésimo segundo」、7398番目は「sietemilésimo tricentésimo nonagésimo octavo」となります。
  • 同様に、スペイン語の順番10000(一万)番目は「diezmilésimo」、100000(十万)番目は「cienmilésimo」となります。
  • スペイン語の順番1000000番目(百万番目)は「millonésimo」となります。

まとめ

スペイン語の序数(順番)の数え方を紹介しました。序数(順番)については、そこまで大きい順番を表すことは滅多にないので、 少なくとも1番目から100番目まで考えなくてもスラスラ言えるようにしましょう。しかし、100番目以上の序数(順番)もついても知識としてしっかりと頭に入れておく必要があります。