スペイン語のセニョールとセニョーラとセニョリータは対象とする人によって言い方が異なるので注意しましょう!
Señor(セニョール)=男性
男性を表す言葉で、主に敬意を込めて使われます。日本語では「~さん」「~氏」や「~様」となります。
また、名前の知らない男性への呼びかけとしても使われます。
・Buenos días, Señor Pérez(こんにちは、ぺレスさん)
・¡Señor, ayudeme por favor!(すみません、≪そこの男性!≫助けてください。)
Señora(セニョーラ)=既婚女性
一般的に既婚女性に対して使われます。
年配の方には「セニョーラ」を使いますが、既婚かわからないときは年齢で判断しておおよそ40代以降の方に使うようにしましょう。若い女性に対して使うと失礼になってしまうので注意が必要です。
・Señora María, gracias por venir(マリアさん、来てくれてありがとうございます)
・(売店の女性に対して)¡Señora, deme un jugo por favor!(すみません、ジュース1つください)
Señorita(セニョリータ)=未婚女性
「Señora / セニョーラ」の指小辞で、未婚女性に使われます。
主に10代~20代の女性に使います。名前の知らない若い年下女性に対する呼びかけとして使われることが多いです。
・Señorita, pasa por aquí.(ここを通ってね)
・¡Cuidado, Señorita!(気をつけて!)
おまけ
男性を表す「Señor / セニョール」はありますが、未婚であっても指小辞の「Señorito / セニョリート」は使いません。
しかし、俗語として「苦労を知らない大事にされてる男性」に対して皮肉を込めて使われることがあります。