スペイン語技能検定2級、2次試験の口述で高得点をとる!

2021年度春季スペイン語技能検定2級を受けてきました。
2次試験(口述)の出題傾向、勉強法、注意点を実体験をもとに紹介します。せっかく2次試験に進んだからには2次試験も合格したいですね。本番できちんと実力を発揮できるかが重要になります。

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スペイン語検定2級「口述」の出題傾向

問題は、200字程度の文章を音読した後に、その文章に関連したテーマについていくつかの質問があるのでそれについてスピーチをするというものです。

テーマは社会問題や時事ニュースなど討論しやすいもので、選択式なので自分に馴染みのあるテーマを選択することが可能です。

日本語でも答えるのが難しいような複雑な議題ではありません。一般的な社会問題などについて、自分の経験などを踏まえて、簡潔にスピーチできればいいです。

試験官もいろいろな質問パターンを用意しているので、流れに任せて試験官と会話をするような感じで進めていけばいいと思います。

スペイン語検定2級「口述」の勉強法

まず、音読の練習については、スペイン語のオンライン新聞の記事を毎日音読することです。

オンライン新新聞のおススメ→

La Nación:
アルゼンチンのオンライン新聞 https://www.lanacion.com.ar/

diario la nacion
La Nación


El Comercio:
ペルーのオンライン新聞 https://elcomercio.pe/

El Comercio


記事を音読する際、スマートフォンなどの録音機能を使って自分の声を録音して聞いてください。

自分がスペイン語を話しているのを実際に聞いてみると、自分の想像よりひどいと思います。それを受け止めたうえで、RとLの発音、SiがShiの発音になっていないかなど、日本人特有のミスを意識して直していきましょう!

スピーチに関しては、オンライン新聞の記事を音読した後に、読んだ内容について自分の考えを5分ぐらいでまとめて簡単にスピーチする練習をしましょう。

オンライン新聞では、経済、社会、教育、科学、芸術、スポーツなどたくさんのカテゴリーに分かれているので、それぞれ満遍なく勉強するといいです。

また、日本が抱える社会問題などが出題される可能性が高いです。

そこで、例えばGoogleなどで「problemas sociales en japón」などと検索すると、スペイン語で書かれた日本に関する興味深い記事が出てきます。
それを音読して、スピーチするという練習を繰り返すと、試験でちょうど勉強したテーマが当たるかもしれません。

スペイン語検定2級「口述」の注意点

音読パートでは、速く音読する必要はありません。
ゆっくりでもいいのでしっかりとハキハキ話すほうが試験官への印象がいいです。

句読点の位置をしっかり確認し、おかしなところで区切らないように注意して読んでいくことも大切です。

スピーチでは、事前の準備時間内にメモ書きをして、頭が真っ白にならないようにすることが必要です。

緊張して話そうと思っていた内容が飛んでしまうことはよくあることです。そうならないために、少なくともスピーチにおけるトピックをいくつかメモしておきましょう。

話す内容をメモするとどうしても意識がメモにいってしまってうまく話せなくなります。メモはあくまで話したい内容の冒頭を書いて、忘れたときに思い出すときのみに使用してください。

まとめ

口述試験はあっという間に終わってしまいます。

自分の実力を発揮できないまま終わってしまわないように、心を強く持って臨みましょう。

また、馴染みのないテーマをスピーチするのは日本語であっても難しいことです。どんなテーマに当たったとしても自分の慣れているトークに結びつけるスキルというのも役に立ちます。

自分自身の経験を紹介すると、「テレビゲームが子供にもたらす悪影響」についてのテーマが当たった時に、テレビゲームの知識がなく何を話していいかわからなかったので、自分の得意分野であるスポーツに関連づけて「スポーツのベネフィット」をテーマの中心に置き換えて、自分のスポーツでの経験を踏まえながら、テレビゲームとスポーツを比べながらスピーチをしたことがあります。

忘れてはいけないのは、口述試験で問われていることはスペイン語の能力であること。無理して難しいことや、賢いことを話そうとせず、自分の土俵に持っていくことがカギになります。